京都 救急 動物病院 「京都夜間どうぶつ診療所」

京都夜間どうぶつ診療所

電話番号0774-44-3139

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2016.08.10

Q.ケイレンが続いています

ケイレンとは自分の意思とは無関係に勝手に筋肉が強く収縮する状態のことです。ワンちゃん、ネコちゃんの場合は横たわって手足をバタバタさせて泡をふいたり、手足を硬直させてピンと背中を反らせたりというタイプのケイレンが多いのですが、他にも神経症状はさまざまなタイプがあるため、神経症状かはっきりしないという場合には動画を撮っていただくと診断の助けになります。
 
動物がケイレンを起こすと、驚いてパニックになってしまい大きな声をかけたり抱っこされる方がたくさんいらっしゃいます。しかし、刺激によってケイレンがさらに悪化することがありますので、静かに見守るようにしてください。ケイレンがどれくらいの時間続いてどのような症状があったのかをよく観察して頂くことが診断の助けとなります。
 
ケイレン中に舌を噛んで出血を起こすこともあるため、それを防止しようとタオルや手を口の中に入れる方もいらっしゃいますが、歯の損傷や老齢動物の場合はアゴの骨の骨折、また窒息を起こす原因となりますので、決してしないようにしてください。
 
ケイレンが5分以内におさまったら、その後に病院に御連絡いただき診察を受けるようにしてください。坐薬がお手元にあればすぐに使用してください。
もし、激しいケイレンが5分以上続いたり、完全に正常な状態に戻る前にすぐにまたケイレンを起こす、ケイレン自体は1回でおさまったけれども、その後クルクル回ったり、鳴き続けたりという発作の後症状が長く続く場合には、後遺症が残ったり命に係わることもあるため、すぐに病院に来て頂くことをおすすめします。

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